ミニバスを始める・始めたはいいものの、ルールがいまいち把握しきれていない…。
そんなお父さんお母さんのために、また、バスケ経験者でこれから指導にあたる方にも、ここでミニバスと一般的なバスケの違いについてまとめておきたいと思います。
ドリブルをしてパスをしてシュートを決める、といった基本的なところはミニバスも一般のバスケも同じです。
細かいルールを挙げればキリがないので、大きく違うところを理解しておけばとりあえず大丈夫!
ボールの大きさ、ゴールの高さ
まずはご存知の方も多いとは思いますが、ボールの大きさ、ゴールの高さ。
順番に見ていきましょう。
ボールのサイズ
ミニバス:5号ボール(直径約22cm)
男子バスケ:7号ボール(直径約24.5cm)
女子バスケ:6号ボール(直径約23.2cm)
このボールのサイズの違い、けっこう大きいです。
サイズにするとわずかではありますが、5号ボールから7号ボールになるとめちゃくちゃ重く感じられます…!
重量で言えばたったの150g程度(5号で約450g前後、7号で600g前後)なのですが、この差はデカい。
少しずつ慣らしていきましょう。
ゴールの高さ
お次はゴールの高さ。
ミニバス:260cm
一般バスケ:305cm
45cmも違います。
重くなるわ高くなるわで、しばらくはシュートが届きにくくなるかもしれません。
特に体の小さい女子は最初のうちは苦労するでしょう。
シュートタッチやフォームも見直してみてください。
試合時間
一般的なバスケは1試合4クォーター制となっており、中学生で1クォーター8分、高校生以上は10分で行われます。
ミニバスは1クォーター6分となります。
低学年試合なんかでは1クォーター5分の場合もあったりします。
この5~6分間を走り切れる体力づくりをしておきましょう!
交代について
バスケットボールは通常コートに立てるのは5人と定められています。
そのためチームとしては5人いれば成り立つことになります。
たった5人で1試合走り切るのはめちゃくちゃしんどいですが…笑
対してミニバスは、1チーム8人以上と決められています。
試合成立のプレーヤー数の変更
・登録された競技者が10名未満のチームに対して、8名による試合成立を認める。
・但し、登録数が10名を超えるチームに対しては、これまで通りの規程を適用する。
2019年4月1日 実施
ー JBA 競技規則より ー
以前までは10人以上という決まりがあったみたいですが、少子化やコロナ禍の影響もあってか、ルールの改変があったようです。
また、選手たちに少しでも出場機会を多く与えるために
・第3クォーターまでに10人以上が出場し、12分を超えて(2クォーター以上)出場してはいけない(1チーム10人以上の場合)
・第3クォーターまでは基本的には交代不可
といった細かいルールが定められています。
上手い子だけをずっと出し続けることはできないということですね。
バックパス(8秒ルール)はない
中学生以上の一般バスケには、バックコート(センターラインからうしろ半分、守っている側のコート)とフロントコート(センターラインからまえ半分、シュートを決めに行く側のコート)という概念があり、バックパス・8秒ルールが適用されるようになりますが、ミニバスにはこのルールがありません。
バックパスは、フロントコートでボールを扱っている選手がバックコートに足を踏み入れる、もしくはフロントコートまで運んだボールをバックコートにいる選手が触れることは禁止、というルールです。
もっとわかりやすく言えば、
ということです。
8秒ルールは、バックコートから8秒以内にフロントコートまで運ばないといけない、というルール。
点を決められてスローインした後に、ゆっくり運んでいてはダメ!なんですね。
スリーポイントラインもない
ミニバスの場合はどこから打っても2ポイントです。
大会や地域によってはスリーポイントを適用するところもある、くらいの認識なんですね。
ちなみにうちの地域の大会にはこのスリーポイントは適用され、バンバン決めてくる子がいました…末恐ろしい…。
ミニバスと一般的なバスケのルールの違い まとめ
だいぶ省略していますが、おおまかにこんな感じです。
ファウルやバイオレーションに関してはどちらも違いはないので、最低限のバスケのルールを覚えておけば心配ない…はず!
詳しいルールについてはまた別の記事でお話できたらと思います。
もしわからないことがあればお気軽にご相談ください!
それでは皆さん、enjoy mini basketball!!
コメント